大型連休も終わり、通勤電車の会社員たちは疲れた表情を見せています。
新人らしい若者の中には、ふてくされた様な様子の人もみられます。

新入社員を対象にしたアンケートで
「条件のよい会社があればさっさと移るほうが得である」
と言う結果が昨年の秋に発表されました。
昨年が過去最高記録の54.6%と言う結果でしたので、今年は、打算的な意識は下がっているようです。

良い会社が見つかる時期がいつかは判りませんが、今も昔も言われる「5月病」の時期には注意が必要です。
学生が実社会にふれ、違和感や馴染めなさを感じ始めた所に、大型連休がやってきます。
リフレッシュをする者と、学生気分に退行する者に分かれていく事になります。
「今より、条件のよい会社がある」と言う根拠のない確信に後押しされ、退職者が増える時期でもあります。

そういう求職者は、履歴書の退職理由に前職の悪口を書き「自分は悪くない」的な傾向が強いと、採用調査をしていて感じます。
会社が悪いのか、本人が悪いのかを判定するには、両者の言い分を聞く必要があります。

バックグラウンドチェックの結果では「仕事が合わない」から「バックレ退社」等の色々な理由が存在し、
申告と全く違う内容も少なくありません。