採用調査や企業調査をしていていつも感じる。
ある程度の規模以上の企業の人事および管理部門は、大半が東京都内に所在している。
大阪に本社が有った企業も、東京の方が色々な面で能率的に業務が遂行できる、と東京に本社を移転する企業が多い。
当社でも、調査時に在籍期間等の確認のために、企業の人事部門に取材をする事が多い為、大阪府民でありながら、殆ど東京都内にて暮らしているといった調査員も居る。

自分の出身地に支社や店舗があるからと応募し採用されるも、出世をした暁には東京本社へ呼ばれてしまう。
その時の家庭環境等によっては、東京本社への異動を理由に退職せざるを得ない有能な人材も少なくはない。
結局、優秀な人材が東京に集まるシステムとなっている企業が殆どであり、これが続く限り、企業や人口の東京一極集中化は続くだろう。

本社や管理部門を地方に置く企業に、税制面等で優遇する様なシステムを作れないものか。
これだけ、通信等が発達した世の中であり、建物や人間が東京に居なくても、業務は行えると思うのだが。

なんて言いながらも、人事調査や企業調査のために東京をウロウロする度に、「一度、こんな都会で暮らしてみたいなあ」と思う私は単なる田舎者???