「令和」
新元号となり新しい時代を迎えました。
祝賀ムードが増す一方で、便乗した詐欺が増えてきています。

元号変更に伴って変更手続きが必要等と称してキャッシュカードを騙し取る、
同様の変更と騙るフィッシングメールやフィッシングサイトで暗証番号等を盗み取る、
オレオレ詐欺等にも元号変更を利用したものが登場しています。
また、新紙幣の発行も発表されましたが、旧紙幣は紙クズになる、新紙幣は旧紙幣との交換になる、
等のデマ情報を信じさせて金を騙し取る、といった様な詐欺も考えられます。
ブームやムード、新しい変化は人の気分を変えますが、焦りや油断も生みます。そこに付け込むのが詐欺師達です。

詐欺は老人など弱者に対してだけではありません。
企業に対しても、多額の詐欺が頻発しています。
土地バブル、太陽光ブーム、新元号バブルしかり、これらに便乗した詐欺は驚くほど多く行われているのです。
特に昨今は投資詐欺は目立って増加しています。
企業間取引の際には、景気や業績の好不調に関わらず、相手を客観的に把握する手段を持ち、
確認を定期的に継続する事が、怪我を未然に防ぐ策となります。
取引前に相手先の信用調査をする事を、社内稟議の一つとする事が重要と思われます。