ケフィアヨーグルトのたね菌の販売を目的に創業され、加工食品の会員制通信販売を行っていた
「㈱ケフィア事業振興会」が破産手続きを開始しました。
市田柿の販売を行っていた「かぶちゃん農園㈱」等、
グループ数十社の内の多くの企業についても破産手続きを始めた様です。
ケフィア事業振興会は、高利をうたい一口数万円の出資による商品オーナーを募り、多くの出資者を得ていました。
オーナーを含む債権者は3万人以上、負債は1000億円以上に上ると見られています。

今回の事件とは全く無関係と断っておきますが、
出資金詐欺ではないかとの疑いから企業調査や信用調査を行う場合もあります。
出資対象には様々なモノや技術が使われますが、
その時々により今後価値が高まるであろうと社会的に認識され始めた新しいモノや技術が利用される場合が多い様に思います。
良いものが産まれれば同時に悪いものも産まれるという事です。
そして、素人には新しいモノや技術の真の中身を理解する事は難しく、
そのモノや技術の作られたイメージを知る事しか出来ない場合が殆どです。
良いものでもイメージが悪ければ売れませんし、悪いものでもイメージが良ければ売れます。
詐欺を考えている輩は、当然ながら表面上のイメージを良くして、出資者を騙そうとします。

騙されない為には、魅力的な出資対象を見て判断するのではなく、
それを作った元の人や法人を客観的に調べる事です。
その意味からも、投資をする際には企業与信調査、信用調査は欠かせません。