通勤時に利用する地下鉄駅のホームは、JRや私鉄も含めた乗換駅の為、朝は人でごった返しています。
駅員は、溢れる人々を満員の電車に乗せるために慌ただしく動いており、いつも大変だなと見ています。

そんなある時、ホームの床に、乗車する人用の動線を示したシートが貼り付けられました。
すると、降りる人と乗る人の通り道が明確になり、人々の動きがスムーズになったのです。
駅員の誘導が無くても、今では乗車する人々が自然に整列して電車の到着を待っています。
私もはみ出す事なく整列しながら、日本人はやはり従順だなと感じていました。

一方、求職者が履歴書に記載する前職の在籍期間等は、事実に従わず自分の都合で変えてしまっている場合も意外と多いものです。
集団の様に多くの目がある場合は自分を律する事は容易いが、個人の心の目に委ねられる場合はついつい歪曲してしまうのでしょうか。

人事採用調査では、履歴書に記載内容の事実確認が基本となります。
面接で好印象であっても、見えない部分で自分に甘い人間ではないのか?
在籍期間の裏付けひとつとっても採用時の判断材料としては侮れません。