今年もあと少しで大型連休が始まります。
新社会人の中には理想と現実のギャップにストレスを感じ始めたところに、大きな息抜きができる時期であり、五月病に掛かりやすい時期でもあります。
コロナ流行もあり近時の2年は「条件のよい会社があればさっさと移るほうが得」と言った打算的な意識はやや下がっているようですが、それでも連休以降に退職を決意し、転職活動に入る新社会人は後を絶ちません。
ある人事担当者は「仕事が本当に合わないと考えた時は、速やかに申し出てほしい」と言っていました。
理由は、やる気と生産性のない人材を長く留め置く事はマイナスであり、早期に退職意志の届けがあれば対応ができる為です。
採用調査(バックグラウンドチェック)を行っていると、入社してすぐの退職は恥ずかしいと考え、履歴書に細工を加えてしまう人が多いようですが、どちらかと言えば在籍期間の短さよりも、辞め方を問題視する企業が多い事が分かります。
詐称や職能も気になりますが、雇う前に「なぜ退職したのか」を知ることは、様々な意味でのコスト削減になりえます。