以前、通信キャリア企業が「AI」を利用し、書類選考に要する時間を4分の1にしたとして話題になりました。
今年のニュースでは、大手ビールメーカーでも導入を検討していると報道され
また、エントリーシートの書類選考だけでなく、面接の合否判定にも、AIを活用したサービスが現れたそうです。
全体では、AIの活用を実施した企業は2%ながら、検討中の企業が11%にのぼるとの事でした。
この報道のおかげで「バックグラウンドチェック(採用調査)の仕事がなくなるのでは」と私の家族に心配をされました。

しかし、幸いと言っては何ですが、一部の人は騙す為に嘘をつきます。
AIが行うのは提出された資料から適性を判定するものなので、もし、資料が嘘なら判定は間違った結果となります。
つまり、対象の本質を探る事になっていないという事です。
現在のところ、経歴が正しいか否かを判定するアプリケーションはありません。
弊社では、調査員の地道な取材によって、その真偽を確認しています。
採用調査は、まだまだアナログな手法が必要な仕事です。
話の持っていき方やタイミング、声の抑揚によって導ける「技術」「手法」のなせる結果と言って良いと思います。
家族にはそう言った事をトクトクと説明し「職を失う事は無い」と家族を安心させました。
・・ただ、AIが進歩し、地道に取材をする様になるまで、とはさすがに言えませんでした・・・