無断欠勤のまま音信不通になり会社辞めてしまう「バックレ退職」と言う言葉も、かなり世間で馴染んだ感があります。
若い世代に見られる事の多い非常識な行動でしたが、昨年の採用調査(バックグラウンドチェック)では、中年の「バックレ退職」の報告も増えてきました。

退職手続きすら完了していない内に、別の会社で連続して同じ事を繰り返す。
また、会社備品を持ち出したまま、音信不通となった後、暫くしてから弁護士が退職届けの意思を伝えに来たと言う身勝手な件。
一方では自分の持ち物を置いたまま音信不通となり、企業側がその物の処分に困っている件。
しかも、これらは何れも高学歴の管理職採用者の行動です。
当の会社としては下の者たちに示しがつかないと憤慨を隠しきれなかった様子だった、と調査員から聞きました。
当然ながら調査を依頼した企業様は不採用を決定しました。
このような職務経歴書や面接からは、見えてこない一面を報告出来た事で「何かしら社会に貢献できた、トラブルを未然に防げた」と感じられる事が、この仕事をしていてうれしい瞬間ですね。