暑い夏がやってきました。
暦の上では立春、立夏、立秋、立冬と四季の区切りははっきりしていますが、
実際の季節感としては寒暖を繰り返しながら自然に季節は変わっていきます。

長い人生全体の中においても、入学、就職、結婚、転職等の節目や区切りがありますが、
人事採用時の判断材料の一つである履歴書や経歴書等は、
その人がどの様な区切りを持って過ごしてきたかが表現されているものでもあります。

調査員として、それら多くの資料に触れていると、春夏秋冬の様な自然な流れではない、
夏から秋を飛ばして急に冬が訪れている様な、妙な違和感を抱く資料を目にする事があります。

それはわかりやすい例で言えば、前職から全く異業種に転職したのに、
新しい職場ですぐに専門的な業務内容を担当していたり、全く隙間の無い転職を多く繰り返していたりする場合等です。

もちろん調査の結果、問題が無い場合もありますが、
写真の撮り方や筆跡等も含め、全体的に何かしらの不自然さを感じる履歴書や経歴書には、
それなりの事が判明する場合が少なくありません。

人間の営みも季節の様に、本来は自然に移り変わっていくものであるからなのかもしれません。