武田薬品工業のシャイアー買収や、伊藤忠商事のデサントに対するTOB等が最近大きな話題になっていますが、
大企業だけではなく中小企業においてもM&Aは珍しいものではなくなってきました。
企業の売却先を探す後継者の居ない経営者と、起業よりもリスクの低い実績のある投資先を探す経営者とを
マッチングさせるビジネス等もある様です。
実際にM&Aが行われる際には、金融や法律、会計の専門家等が綿密に相手企業の分析を行い、
M&Aをするに足る企業価値だと判断された上で実行に移されます。
しかし、買収先が結局重しになり本業の足を引っ張る事例も多く聞かれます。
法人と名の付くとおり、企業も人と同じく生きてきた歴史があり性格があります。
人が履歴書だけでは判断出来ない価値があるのと同じく、企業も財務諸表だけでは推し量れないものが多々あります。
見えるものだけで判断出来るのであればAIで事足りるでしょう。
判断材料の情報が増えれば増えるほど、それを選ぶ人間の良識が求められる時代とも言えるのかもしれません。
弊社の与信調査(信用調査)は、決算書数字以外の社風や取引先関係、その他のネガティブ情報を得る事もできます。