最近、採用調査という説明をすると「ああ、リファレンスチェックね」と言われる事が増えてきました。
ですが、採用調査やバックグラウンドチェックとリファレンスチェックとは少しだけ異なります。

リファレンスチェックは、元々、外資系企業が多く行っていた採用前のチェック手法です。
採用応募者に「あなたの経歴を確認したいのですが、何方に確認すれば良いですか」と問い
応募者が指定した元上司や取引先担当者に確認をするといったシステムです。
人について公正に評価し伝える事が業務の一部的な発想の外国人は
適正な回答をしてくれるケースが多い様です。

ですが、名指しで指定をされて、対象者(応募者)を悪く言える日本人はどれくらい居るでしょうか。
名指しにされなくても「辞めた人の事を悪く言ってはその人の将来に関わる」と考える日本人気質。
かなり悪い事をした人についても「私の口からは」と言い澱む日本人気質。

日本にはリファレンスチェックは馴染みにくいと考える次第です。