景気や経済の流れは繰り返される、と言われます。
1997年に山一證券が倒産した時に、驚いた人も多かったと思います。
そして、2021年11月にはフジ・メディア・ホールディングスが希望退職者を募りました。
何れも、長期間に亘り飛ぶ鳥を落とす勢いを維持していた企業です。
どれほど業績の良かった業界、企業も、時代の流れ、変化により、信じられない凋落となることも有り得ることを認識すべきです。
もちろん、フジ・メディア・ホールディングスについては、企業を維持させる為の希望退職者の募集であり、山一の様に倒産するといった意味合いではありません。念のため。

ただ、人間は根深い昔からの思い込みを持っています。
大手金融機関だから大丈夫、天下のテレビ局だから大丈夫、などといった思い込みが取引時の潜在意識にある筈です。
新規取引や投資を行う際、それらの潜在意識に左右されない冷静な判断を行う為に、第三者機関である調査会社の信用調査が必須なのです。