粉飾残業、最近よく聞かれる様になった言葉です。

働きか改革が叫ばれるまでは、粉飾残業と言えば、
実際にしていない残業を、授業員が同僚や部下にタイムカードを打たせて残業手当を要求する、といったケースが殆どでした。
ですが、最近は「時短ハラスメント」といった事も見られる為か、
記録上は短い残業時間であるが、退社後や休日にカフェで部門長からの呼出が有ったりで、記録にはないが実質残業がある、
といった粉飾残業が出てきました。

採用調査(バックグラウンドチェック)で判明した、粉飾残業を前職にて部下に強要していた人物も、
悪気があってのことではなく、会社から指定された時間内で終える事が不可能な業務を抱えた故の行動でした。
仕事をきっちりと終える為の、会社の為の粉飾残業ではありましたが、対象者は解雇は免れましたが話し合いの上で退職に至っています。
よって、回答をしてくれた対象者の上司も「会社の時短ハラスメントの被害者とも言えますね。よく頑張ってくれいていた人でした」と苦々しげに語りました。

机上の空論の働き方改革の被害者かもしれません。