巷では、異業種交流会や各種パーティが頻繁に開催されています。
SNSの広がりにより、人が集まり易くなったのでしょう。

トラブルが起きた後の信用調査依頼相談の際に
「信頼ある人からの紹介だったので大丈夫だと思った」
「紹介者が居たので信頼してしまった」
という声を多くききます。

この場合、詐欺の様に紹介者に悪意があったケースは稀で、殆どは紹介者は良かれと思って対象企業(人)を紹介しています。
ただ、紹介者と対象企業(人)との繋がりの深さは然程ではないケースが大半です。
「交流会やパーティで名刺交換をし、SNS上で遣り取りをしていただけ」
「大勢の飲み会で顔見知りになり、良い人(会社)だと思った」
という程度で、紹介相手と対象企業のお互いのプラスになれば、と善意で紹介をしているのです。
つまり、対象企業(人)の事をよく知らないままに紹介をしてしまっているのです。
詐欺師は詐欺師の、ヤクザはヤクザの名札をつけて交流会などに参加はしていません。

紹介者があるから安心、とは思わずに、取引前には信用調査が重要です。
取引は、紹介者ではなく自分(自社)に責任が有る事を認識してください。