「悪魔の辞典」アンブローズ・ビアズ著
真理について本の話、と言って難しい本ではありません。
ちゃんとした辞典です。
しかし、そこは「悪魔の辞典」です。
言葉一つ一つ説明が、素晴らしく捻くれ、恐ろしく、真理に満ちています。
例えば・・・
[friendship](友情):晴れの日には、2人程が乗船出来、雨の日には誰一人乗せる事が出来ない。その程度の大きさの船。
[unfortunately](不運):他人には幸せ。
[ambition](野心):生きては敵に、死しては味方に誹られたい。と言う欲望。
などなど、100年も前に書かれた書籍なのにウィットに富んだ解釈で「ウーム」と納得せざるをえない説明です。
最後にブラックなものを一つ。
[canon](大砲):国境を引き直す道具。
・・・これだけは、いただけません。