本年の学生インターンシップを導入している大手企業は、全体の64%に登るとの調査結果がありました。
これは前年より9.4%アップしているそうです。
企業としては、学生に実際の業務を知ってもらう為に、
学生側も実務の中から自身にあった企業を見定めることが出来る、
何れにしても有効な手段と言えます。
一般的なインターンシップの期間は通常1~2日で、
業務フローの説明とブレインストーミングが主なプログラムだそうです。
最近、このインターンシップを悪用した経歴詐称が、採用調査で明らかになる事が出てきました。
業務フローの説明を受けているが為、経歴書に企業の業務内容を書くことが出来、
「嘘の経歴」を、あたかも「働いていました」と記す様な輩が出てくる訳です(もちろんインターンシップの文字はどこにもありません)。
この履歴書のミソは大きなウソの中に、小さな一片の事実が入っているところです。
小さな事実が、大きなウソに信憑性を与えると言う効果です。
(我々はこれを「汁粉に塩昆布で甘さが引き立つ効果」と呼びます。)
インターンシップを職歴と偽る事例は、そう多数ではありません。
しかし実際に数例あった事実でもあります。
やはり採用前の調査の重要性をご理解いただけると思われます。