大手の企業信用調査会社が、退職代行に関するアンケートを行ったところ、有効回答の5149社のうち479社に退職代行利用の退職があった、との結果が発表されていました。
当社のバックグラウンドチェックでも、退職代行利用が増えている様に思います。
先月の調査では同サービス利用の報告が2件あり、自身が取り付けたアポイント情報の引継ぎもせずに職場を去った為、アポイント先からクレームが入った。の他、貸与した備品が未返却、との結果報告がありました。
これまでにも、退職代行が関わったトラブルは何度も判明しています。
会社がブラック企業でサービスの活用もしかたがない様なケースもあるかもしれませんが、私が行った調査では、利用する側のマナーがなっていない、と感じます。
先日はある企業のSNSで、新入社員が出社初日の2時間で行方不明なり、その後に母親から退職希望の連絡代行があった、と言う親への依存が抜けない若者への嘆きの投稿を読みました。
社会においては、どんな業界、業種であっても自身が望まない局面は必ずやって来ます。
調査結果から、自身の意志ぐらい自身で伝えなくては、何時まで経っても成長しない、と考える事ができない若い世代の人達が一定数いる事が窺えます。
企業にしても、折角雇った人材に勝手に辞められるのは、痛手です。
当ブログでも何度も言われていますが、採用候補者の選考には、如何にして前職を辞めたかを把握する事も重要です。
その為にも、雇用者の方々には採用前のバックグラウンドチェックを活用してもらいたいと思います。