最近、改正個人情報保護法を意識された企業から、
バックグラウンドチェック(採用調査)ではなく、リファレンスチェックを試してみたい、
といった要望が出てくる事が増えてきました。

応募者に「前職の誰に取材(調査)をしたら良いかを指名してもらう」調査方法です。
あらかじめ調査する事を伝える上に、誰に聞けば良いのか指定をしてもらう為、
会社のコンプライアンスとしては完璧です。
調査をする側の当社としても、取材拒否を受ける事がない為、やりやすい調査ではあります。

ただ、やはり指名された人は「ああ、本人から聞いております」「答えにくいですね・・・」
といった前置きがあり、ネガティブな情報を話す事は皆無です。

法令順守は大切ですし、個人情報保護も重要、開放的な社風をアピールするといった点からも、会社としては好印象です。
ですが、調査により本質を得られないとするならば、本末転倒となるような気もします。

不動産以上の高い買い物である人材。
どこまで採用前に見抜くのか、永遠のテーマかもしれません。