採用調査(バックグラウンドチェック)をしていますと、地味な詐称をよく見掛けます。
詐称は軽微な物も含めると、全体の3割程度に何らかの詐称が認められる事は、当ブログ内でも何度も取り上げています。
では「軽微な詐称」とはどのような物でしょう。
一番多いのは1ヶ月~2ヶ月程度の在籍期間の相違です。
次に役職。
例を上げますと、申告では「リーダーに就任」となっていますが、実際は、部署のリーダー格、リーダー的位置づけであった等です。これは結構多いですね。
なお、実際は主任であるにも関わらず、課長と申告をしていた場合は、立派な詐称です。
先日は、3月に大学を卒業、同年4月入社との記載がある履歴書の調査を行いました。
ただ、4月入社と言っても、4月21日入社であり新卒採用ではなかった事が判明。
記載事項に嘘はないのですが、採用企業側に勘違いをさせる為、新卒採用と伝えていれば、詐称になります。
この調査では、本人がどの様に企業に申告をしていたのか知りませんが、評価の悪い人ではなかったので、事実を伝えていた事を願います。
応募者にしてみれば、少しでも採用に有利になれば、との気持ちから「小さな嘘」をつくのでしょうが、履歴書は正直な方が良いと思います。