地に足を付けて会社を運営しておられる経営者の方々には大変失礼な話ですが、企業信用調査に携わっていると会社というものはあってないようなものだと感じることがあります。
会社は、社名や所在地などが登記されることによって存在しますが、先日信用調査を行った会社は、法人登記簿上の所在地に存在すらしていませんでした。
この会社はHP上も法人登記簿と同じ所在地となっており、HPは3年前から全く更新されていない状態でした。
弊社に企業信用調査の依頼が来るということは、こういった存在していない会社から何らかの取引案件が存在していたということです。
法人登記簿が存在するからといって、その会社を信用してしまうことは大変危険です。
案の定、法人登記簿上の所在地での実態が無かった会社は、反社会的勢力と関与している疑いも調査の中で判明しました。
こういった実態の無い会社は、意外に多いものです。