調査業務において、気を付けなくてはならない事は何点もありますが、情報を得る相手の中から偏見のない人物を探すと言う事も大切です。
対象に対し嫌悪感を抱いていれば、実際より悪い情報を得る事になります。
反対に好意を持っていれば、都合の悪い事は隠されてしまいます。

また、視点を出来るだけ多く持つ事も重要です。
目前に在るコップでさえ、横から見た形と、上から見た形が違うのですから、一つの意見を鵜呑みにする事は大きな危険をはらみます。
ただ、視点を多く持ちすぎるのも考え物で、必要と不必要の境界線がボケしまい、あらぬ方向へ突き進んでしまう可能性があります。

何より大切なのは、企業の信用調査、採用調査(バックグラウンドチェック)のいずれであっても、調査目的をしっかりと持つ事です。
これが無くては有用な調査結果は得られません。
近年はグレーゾーンの会社組織やその代表者の調査依頼が増えており、調査員として改めて多角的な視野を持ちつつ公正な調査を心掛けなくてはと考えています。