採用時の調査を行っていると、クライアントから取材先、あるいは応募者から
「個人情報」という言葉をよく耳にする。
父の入院時に驚いたのが、病室の前に名前を表示しない事だ。
身内は毎日通う病院の為、部屋番号や病室の位置は憶えているが
お見舞いに来た人はどうなんだろう。
看護師や看護助手の人に不便はないのだろうか。
そう言えば、震災の様な大規模事故の時にも、患者の名前を明かせずに問題になった気がする。
子どものカバン等への名前の記載も今は無い。
誘拐等のトラブルを避ける為らしい。
だが、交通事故等の万が一の時に、すぐに名前や電話番号が分かる事の方が大切ではないのだろうか。
採用調査について言えば、
応募者が申告した情報について、企業側が自己防衛の為に真偽の裏付けを取る事が
個人情報保護の侵害になるのだろうか。
個人情報の意識、その他の権利意識が強く植え付けられている現代の日本人、
どの方向に向かっているのだろう、と思う時がある。