フランスのボジョレーヌーボーが解禁された11月15日から4日後、
同じくフランスの自動車メーカーであるルノーの会長兼CEO、カルロス・ゴーン氏逮捕のニュースは、
ワインの酔いを醒ますのには十分でした。
逮捕された11月19日は、東京の日経ホールで
在日フランス商工会議所100周年記念プロジェクトの最終行事として日仏ビジネスサミットが開催されていました。
その日の朝トップを切ってスピーチしたのはルノーの名誉会長、
続いてスピーチしたのはゴーン氏が会長を兼務する日産自動車の社長でした。
その場ではお互いに良好な両社の関係をアピールしていた様です。
しかし同じ日の夜には一転、日産自動車の社長が横浜市の本社で記者会見を開き、
ゴーン氏逮捕に対する怒りを込めたスピーチを行った事はご承知の通りです。
企業信用調査の手法は様々ありますが、主流である調査対象企業への直接のヒアリングでは、
今回の有価証券報告書の虚偽記載の様に、偽った業績を仮に申告されたとしても鵜呑みにするしかありません。
一方弊社で主に行っている側面調査であれば、具体的な申告業績数値を得る事は難しい場合もありますが、
取引先や同業他社等から客観的な調査対象企業の本当の姿を掴む事が可能です。
大企業ですら明日がどうなるか分からない昨今、
精度の高い客観性のある情報を得る事は企業経営にとって必須です。
熟成された弊社の企業与信調査はそういった時にお役に立てる筈です。