反社会的勢力との関与を含め、インターネット上にはネガティブな情報が溢れています。
それらの情報が、新規取引等を検討している企業に関する内容であった場合、取引を躊躇する要因になり得ます。
火のない所に煙は立たぬとは言いますが、嫌がらせや風説の流布の場合も多く、特に匿名の書き込みなどは出所や証拠を掴みようもなく、真偽を確かめることは困難です。
そういった場合、メディア情報などのデータチェックだけではなく、周辺への聞き込みを含む側面からの調査を行うことで、100%ではありませんが信憑性のある情報を得られる可能性が高まります。
当社の反社会的勢力関与調査において、以下の様なケースがありました。
調査対象は、アパレル商品や化粧品の企画販売などを行っている企業及び代表者でした。
代表者である女性がSNSや各種メディアへ積極的に露出し、会社の顔として上手く話題作りを行っていた一方で、その女性はあくまでも飾り物で背後に居る金主は反社会的勢力である、といった匿名の書き込みが認められました。
周辺での聞き込み調査を行ったところ、背後に居る金主については裏付けに至らなかったものの、代表者が足繁く通い懇意にしているジムの経営者に半グレの噂があることが判明。
また、代表者の女性が旧姓を使っていた頃に代表取締役を務めていた法人の当時の役員が、暴力団関係者と共に逮捕されていたことも分かりました。
調査対象の直接の反社会的勢力との関与は判然としなかったものの、やはり黒に近いきな臭い存在であったことが判明した事例です。