4年ほど前に発行された本だが、最近、何かの広告で目にし、気に成ったので読んでみた。
小生が多重債務を持っておりその勉強の為、といった事ではなく、債権回収の調査を行う時に、隠し資産や手口等、何かのプラスになればといった前向きな理由でだ。
念の為。
債権回収の調査を行っている立場上、債権者の苦しみや悔しさをよく認識しており、多重債務者がどこかで借金を消して再生する事について、心から喜べない部分がある。
必ず、その水面下では、債権をないがしろにされ泣いている債権者が、公であれ私であれ居るのだから。
もちろん、詐欺にあったりといった不可抗力に近い理由により借金地獄に陥り、多重債務者となってしまう人も居るのは理解している。
だが、詐欺に合わない為の努力、注意、たとえば取引前に「企業信用調査」をする等をしたのか?
特に、目新しい手法は書かれていなかったが、こういう本が売れるのは納得いかない小生であった。