高齢者を狙った特殊詐欺が社会問題となっていますが、その多くに半グレと呼ばれる反社会的なグループが関わっています。
半グレと言う用語は「半分ぐれている」と理解される事が多いようですが、本来は白でも黒でもないグレーゾーン(堅気と暴力団の中間)と言う意味の造語です。
弊社調査員のアメブロ「人材採用調査担当の調査員の呟き」では「半グレは、半分だけでなく100%完全にぐれています」とあります。
事実、半グレの逮捕者に実刑判決が出ており、ぐれている事は間違いありません。
半グレ集団が暴力団と異なる点は、ピラミッド型の絶対的な組織構築ができている暴力団に対し、カリスマ的なリーダーと幹部の下に「ヤクザにはなりたくないけど、楽に稼ぎたい」と犯罪意識のハードルが低い者等で構成されている点です。
また暴力団のような強固な上下関係が構築されていない為、リーダーの入れ替わりが頻繁に行われている様です。
なお2013年に警察庁は暴走族の元メンバーで構成された有名半グレ集団を「準暴力団」と位置づけしましたが、まだ十分な情報は揃っていないそうです。
調査で全てが明らかになる訳ではありませんが、当社の実態調査の結果では、外見は気の良い会社社長が実は反社会集団の一員だったと言う例も見られます。
取引等で新たに交流を始める際に、相手を信用する為にも反社会的勢力関与調査は必要、と私は考えます。