暴力団対策法の規制対象とならない、準暴力団や半グレと呼ばれる反社会的勢力の実態把握を目的として、警視庁が昨年の12月に特命班を発足させました。
暴力団の様な組織やリーダーを持たない集団による繁華街での乱闘、特殊詐欺を始めとする様々な詐欺行為等が後を絶ちません。
法の網をすり抜ける組織化されていない犯罪集団は取り締まりが難しく、特命班はそれら集団の存在を解明し摘発する事を狙いとして設置された様です。
企業のコンプライアンスを考える上で重要な反社チェックについても、警察の取り締まりと同様に半グレ的な存在を完全にチェックするのは難しいのが現状です。
しかし、取引先等の反社会的勢力関与が明るみになれば、会社の存続が危ぶまれる事態に陥る可能性もあります。
少しでも怪しさを感じたら、チェックだけに留めず企業信用調査をプラスする事で、リスクを回避できる確率はかなり高まります。
特命班の活躍が待たれますが、それまではしっかりと自己防衛していくしかありません。