芸能人が闇営業を行い、反社会的勢力の宴席に出席していた事が話題になりました。
闇営業を仲介していた中心人物に対して、芸能事務所が解雇という厳しい処置を取った事からも分かる様に、
反社会的勢力との関与は企業経営を行う上で致命傷になります。

ただ、厄介なのは反社会的勢力の宴席だとは知らずに出席していた場合、付き合っていた場合です。
今回はたまたま発覚し、中心人物が厳しい処分をされた事で反社会と知らずに参加していた芸能人は謝罪で済みそうですが、
闇営業には言葉の通り見えないリスクを伴います。

一方、働き方改革が叫ばれる中で、大手銀行グループ等は副業や兼業を認める事を明らかにしており、
企業単位ではなく従業員一人一人の個人単位でのリスク管理がますます必要な時代になりつつあります。
企業側が把握しきれない個人単位での副業が活発になるという事は、
芸能人の闇営業と同じく反社会的勢力とは知らずに接触してしまう危険も増えると言えるでしょう。
企業だけでなく個人についても付き合う相手の実態を把握しておかなければ、
勤め先に多大な損害を与える事にもなりかねません。

昨今は、暴力団員だけではなく、所謂グレーゾーン、半グレと言われるデータだけでは分からない反社会的勢力の比率が増大しており、
周辺の聞き込み調査等を加えた反社会勢力との関与調査は非常に重要であると言えます。