当社にまでは未だ及んでこないが、好景気の波がじわじわと押し寄せてきている様子が感じられるこの頃である。

クライアントから人材の売り手市場となりつつあることはよく耳にする。
業界によっては、「喉から手が出る位に人が欲しい」とも聞く。
以前は、採用前に調査依頼をしてくれていたクライアントも、採用を決めてから調査を依頼してくるケースが増えてきた。

しかし!!

採用後に調査をし、大幅な経歴詐称や素行悪が判明した場合・・・
労働者の権利を保護する事を優先する世の中、一度採用した人間を辞めさせることは非常に難しい事を理解して欲しい。
その人だけの問題ではなく、元から居た従業員の気持ちにまで、悪影響を与える事もある。
結婚より離婚の方が労力を要するのと同様、採用より離職させる方が大変なのだ。

ほんの2~3日で採用調査の結果は出る。
その2~3日を焦ったばかりに、数カ月、時には数年の期間を費やさないと解決できない事が起きたりするのだ。

最近、採用時の調査を
「リファレンスチェック」
「バックグラウンドチェック」
等と呼び、採用時のルーチンとしている外資系企業が増えてきた。
とても良い事だと思うし、当社としては有り難いことだ。

売り手市場の今だからこそ、色々な人が紛れ込んでいる可能性もあるのだ。
企業は、急がば回れの言葉どおり、どうか、落ち着いて採用選考をして欲しいと考える。


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