最近、外国の方の採用前調査(バックグラウンドチェック、リファレンスチェック)の依頼を受ける事が増えてきました。
当調査は、通常よりかなり時間を食う、調査員として非常に難しい仕事となります。
名前一つをとっても、発音が日本語と違う為、複数の音、表記を念頭に置く必要があります。
「漢字の国なら大丈夫でしょう」と聞かれる事もありますが、
中国語の場合、X(エックス)の発音がつく名前が多のですが、日本語にXの発音が無いので表記は様々。
単純に「スゥ」「シュ」で済まされません。
アルファベットの国では、同じスペルでも、国によって読み方が変わります。
マイケルかミッチェルか、チャールズかカルロスか・・・
つまり、対象者がどこの国を主体に業務をしていたのか等、調査の準備段階で想定する種類が膨らむと言う事です。
また、日本語で書かれた履歴書の場合は、日本の通例に合わせた表記がされている事が多いのですが、
それにも問題点があります。
経歴書についても、外国人が日本の通例に合わせたつもりで記したものが調査を混乱させることが多いのです。
ウェブでの自動翻訳を思い浮かべていただければ御理解いただけると思います。
間違った日本文の記載により、調査が進む途中段階で、方向転換を強いられる事も多々あります。
今の処、日本人の調査が殆どです。
しかし、今後、外国人の調査と言った需要は増え続けるでしょう。
調査員として、視野、語学力を広げなくてはと考える次第です。