売り手市場、人材難と言われて3年程が経過しています。
採用調査(バックグラウンドチェック)の中で、
いわゆるバックレ退社で音信不通になった元従業員に対し、
「本人に戻る意思があるなら受け入れる」と言った談が聞かれた事があります。
再度入社をしても教育をする必要が無く、手間が掛らないと言った事が主な理由でした。
そして、人手不足の深刻さを証明する言葉でもありました。
調べの中で、職場放棄退職者の例は、若い世代を中心に少なからず見られます。
ただ、前述の対象者は、当時30歳代半ばであり、普通であれば分別のつく年齢。
職能はどうあれ、常識不足であり長続きするとは思えません。
しかし!!
この対象者は同会社に再就職が果たせたようでした。
程なくして別のクライアント企業から、同じ対象者の調査がやってきました。
今度は、職場放棄の会社の在籍期間が延びて申告されており、
再就職先は出向をしていた事になっていました。
そう、再入社した職場をやはり短期で退職し、
その上、新たな応募先には虚偽申告(経歴詐称)の履歴書を提出しているのです。
まさに「一時が万事」「悪事は繰り返される」を感じた件でした。