採用候補者の犯罪歴の有無については、新聞や雑誌、テレビ報道などのメディアで公表されている情報だけでは不十分です。
それは、犯罪を起こしていたとしても実名が報道されないケースがあるからです。
各メディアによって実名報道の基準が異なり、同じ事件を報じる大手新聞社でも、事件の性質によっては実名を掲載する新聞社と掲載しない新聞社がある様です。
当社の採用調査(バックグラウンドチェック)においても、新聞等では報道されていませんでしたが、犯罪歴が判明した事例がありました。
調査対象者は、約10年医療系の職場で事務職として勤めていた人物で、仕事ぶりは几帳面で長年の在籍の中で社内でのトラブル等はありませんでした。
しかし、高齢者から金を騙し取っていたグループの受け子をしていた詐欺行為で在籍中に逮捕され、懲戒解雇されていたことが判明しました。
前科があっても罪を償って更生している人が多いのは確かです。
ですが、知って採用は大切です。
採用調査(バックグラウンドチェック)は、隠れた不穏分子から御社を守る一助となります。