採用調査(バックグラウンドチェック)時の調査重視項目に「健康状態」をあげられる企業は少なくありません。
また、調査をせずに採用し、欠勤が重なる人物の調査依頼もあります。
「身体が弱くて労災扱いになっても困るので、過去に同じ様な事がなかったか調べて欲しい」
「健康診断ではわかならい虚弱さがあるのなら、配属を変えてあげたいので調査して欲しい」
というものです。
調査の結果、前職でも病気欠勤が多かったというケースが多いです。
退職についても、数回欠席が続いた後で「病気療養の為」との退職願いが出されるケース。
しかし、本当に病気が原因の退職は意外に少ないです。
数日後、他社で元気に働いている姿を前職従業員に見られたり、すぐに転職活動をしていたりという事からわかります。
病気を理由に有給休暇を使用し、面接に行っていたという人物も多いです。
もちろん、有休消化とボーナス時期後の転職を計算しての活動です。
有休中に転職活動をする事は違法ではありません。
ただ、会社側としては、病気なのかと心配をしていたら、
転職の為の活動をされていたとなれば、あまり気持ちの良いものではありません。
雇用の際は、職業能力に意識が向きがちです。
それ以外にも、前職の退職理由(辞め方)も理解しておけば、採用後の配属部署や指導方法に役立つと思われます。