日本経団連の「企業が社員採用時に求める資質」という調査があります。
その中で、選考時に重視される要素として「コミュニケーション能力」が16年連続で1位となっています。
20項目の中から複数回答で5項目を選択する方式となっており「コミュニケーション能力」は82%余りの企業が選択。
2位の「主体性」の64%を大きく引き離す形での1位です。
ちなみに3位以下は「チャレンジ精神」「協調性」「誠実性」と続きます。

しかし「コミュニケーション能力」と一口に言っても、基本的な挨拶やマナー、文章力、客先での商談やプレゼンテーション等々、捉え方は幅広く漠然としています。
そして「コミュニケーション能力」が社員採用時に求める資質として重視されているという結果は、採用面接時の漠然とした印象の良し悪しにより採否の判断を行いがちになる、とも言えるのではでしょうか。2位以下の「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」「誠実性」についても、面接時の「コミュニケーション能力」によって印象は大きく左右されます。

面接時の印象は大切にするべきものではありますが、客観的に前職での経歴確認等を行う人事採用調査(バックグラウンドチェック)を加える事によって、良い人材を獲得する確率を高める事が出来ます。