先日、長年お取引をいただいているクライアント社長から、大慌てで電話があった。
「この前に調べてもらった○○株式会社の代表者が傷害で捕まったみたい。
こんなの、中央情報さんでわからなかったの?」
と。
「ええ~っ!そんな将来の事まで・・・」
と驚きの気持ちとなったが、まずは確認しようと、折り返し連絡をする事にした。

ちょうど2週間程前に調査報告を出した企業であった。
調査結果は業績は問題なし、取引先評も良好、業界評も良好。
代表取締役の性格は確かに「仕事に関しては譲らないし強引なところがある」との評が得られていたが
それは、オーナー社長には有り勝ちな性格である。
傷害事件の真相も、正当防衛的な面があるが怪我をしたのが相手だった、という不幸なものであった。

どう説明しようかと、弊社社長がクライアント社長に電話を入れると
既にクライアント社長は落ち着きを取り戻しておられた様子で
「そりゃあ、わからないよね。ごめん、ごめん」
と謝られたらしい。

元ヤクザ(反社会勢力)であったとか、そういった付き合いがあるとか、非常識に怒りっぽい、等といった事は
信用調査の中で判明する事も多く、当然ながら報告をするが
降って湧いた様な将来の傷害事件までは、さすがに調査業務に精進しても分からないと思う。