先日、小学校の子供の運動会に行ってきました。
早めに場所取りに行き、木陰の涼しそうな場所をキープ。
ビデオを回す事が最大の任務として与えられました。

ビデオを回している時は競技を見る事は二の次になってしまいますが、
回していない時に見た競技の中で、騎馬戦の一騎打ちはとても印象に残りました。
相手の帽子を先に取った方が勝ちですが、一騎打ちは向かい合いながら一騎対一騎で戦うので、
お互いに帽子を取ろうとする思いと防ごうとする思いが交錯し、
どうしても高く上げた両手の指を組みあっての力比べの様な形になってしまいます。
相撲の押し引きの様に、指を組み合った手で相手のバランスを崩しあいながら、戦いは数分続くものもありました。
下で支えている子供達も、押されている時は騎馬が崩れない様に必死に耐えているのが見ていて分かりました。

親も悲鳴の様な声を上げて応援していました。私の手にも汗がじんわりと滲んでいました。
私はその汗を拭き、また任務を全うするべく気を引き締めビデオを握りなおしました。