先日、採用調査の報告書を整理していたところ、クライアント毎に応募者の前職退職理由の割合に違いがある事に気が付きました。
「本人に関する社の評価が不適切」と言う理由が多い企業もあれば「無断欠勤し、音信不通のまま退職(バックレ退職)」の割合が高い企業もありました。
この違いは業界の違いから来るのかもしれません。
開発業等は、求人条件に資格や専門知識が入っている事が多く、ハードルは高めです。
営業が主体の企業の求人広告は「学歴不問、インセンティブ有」と記載されている事が多かった様に思います。
つまり、学歴不問の求人はスキルがない人も活躍次第で高収入が見込める訳です。
前述のバックレ退職者の場合は、自身の適性も考えず入社をしたものの、成績は伸びず肩身が狭くなり、無断欠勤をしてしまうのだと思います。
実際、バックグラウンドチェックの調査結果を見ても、バックレ退職者には成績不振者の割合が多いと感じます。
先日のネットニュースでは、入社初日に無断欠勤をし、退職代行として、その母親から会社に退職願いの連絡があった事が話題になっていましたね。
理由が何であれ、無断欠勤は周囲に迷惑が掛かることぐらい、大人でなくても判断がつくはずです。
ある著名人は「幼稚園からやり直せ」とコメントをしていました。
若い人のみならず、中年にも、バックレ退職は非常に格好の悪い辞め方である、と認識して欲しいと思います。