少子化により世帯あたりの子供の数は減少していますが、逆に子供1人1人に対する教育の質を求めるニーズは高まっており、集団指導から個別指導へのシフトが見られます。
また、従来の総合型フィットネスムが伸び悩んでいる中、1人の利用者に専属トレーナーが付くパーソナルジムの需要は増えており、子供も大人も個々人の目的に沿った教育や指導にお金をかける時代になりつつあります。
当社の採用調査(バックグラウンドチェック)においても、個別指導やパーソナルジムなどを含み、個人事業主としての活動が履歴書に記載されていることは珍しくなくなってきました。
しかし、個別指導やパーソナルジムでの1対1の教育や指導はメリットが大きい一方で、密室空間での指導者によるセクハラや迷惑行為なども増加しています。

先日の調査で次の様な事例がありました。
対象者の男性は、大学在学中にフィットネスジムでアルバイトとして勤め、卒業後に女性専門のパーソナルジムのトレーナーを目的に個人事業主として独立。
その後、トレーナーの活動は休止していましたが、不動産会社の営業職を経て、再び企業が運営するパーソナルジムの店長を務めていたという経歴でした。
その店長を務めていたジムにおいて、対象者が女好きで若い女性客に手を出し、指導中にも複数人に頻繁にセクハラを行い解雇されていたことが判明。
対象者が個人事業主として活動していた女性専門パーソナルジムにおいても、同様の行為を繰り返していた可能性も考えられました。

性癖は治らず繰り返す傾向があり、自身の欲求を満たすために職種を選ぶ輩も少なからず存在します。
そういった輩は紳士的に振る舞うことにも長けています。
面接の印象だけで判断することは危険と言えるでしょう。