コロナ禍と言われ続ける中、意外な事に、前年度(2020年4月~2021年3月)の企業の倒産件数は減少しています。
よく言われる、助成金や給付金での延命が第一の要因でしょう。
水面下で、内部留保が多い企業や地力がある企業が、今は困っているが有望な業種の企業に出資している実態もあります。
また、倒産ではなく「もう疲れた」とひっそりと廃業した企業が多い事も要因の一つでしょう。
ただ、生き延びている企業の中には、明日にも倒れそうな企業が多い事を心していなくてはなりません。
受給したお金や借入資金が底をついている企業が、今期にバタバタと倒れる可能性が大きいのです。
コロナの時代を生き延びているのだから良い企業だろう、との思い込みを捨て、
取引前には信用調査をする事が大切です。