日本人は世界の中でも、大企業や上場企業に対する信頼度が高い国だと耳にした事があります。
売上高、役員手当の額、従業員の賞与の額、取引先数・・・
信頼したくなるのも分かります。
ですが、表面的に立派に見える企業でも、多額の借財を抱えていたり、グループ企業間で売上の回し合いをしていたり、といった事があるのです。
また、株主に暴力団の息がかかった人が居る事もあるのです。
実際に信用調査をしてみると、企業として存続できている事に驚く様な内容の大企業も多いです。
大企業故に、金融機関や取引先の融通が利きやすい為、延命ができているのかもしれませんが、それも永遠ではありません。
コロナ禍とひとくくりにしますが、それ以前から、大企業の倒産は珍しくなくなってきていました。
新規取引を行う際、大企業からの引き合いに喜ぶのではなく、企業の与信調査は必ずすべきだと考えます。
それにより、取引時には強気の条件を出すなどの自己防衛ができます。
