新卒入社の初日で辞める「スピード離職」が話題になっていました。
ある退職代行業者の話では、4月1日の代行依頼は4件あり、それから3週間もしないうちに新社会人の依頼が135件にも上ったそうです。
スピード離職の理由として、自身の希望が全く反映されていない配属先であった事に不満を持った、が一番多いとの事でした。
ある男性などは「配属ガチャ」でハズレを引いた、として配属先を知らされた数分後に代行の依頼してきた、とも聞きました。
早期の退職の理由に多いのは、長時間労働、社風や人間関係に不満、賃金が低い等が常に上位を占めていたのですが、最近の傾向としては、上記の様に「自身の希望が考慮されていない」増えている様です。
当社のバックグラウンドチェックでも、早期で職場を去る若者の調査結果が増えていると感じます。
早期で退職をするにしても、例えば、扱っている商材に深刻なアレルギーがある事が判明した、等の納得ができる理由であれば仕方がないのですが、そうでないことが大半です。
いわゆるZ世代の者達は承認欲求を優先させる傾向があり、希望と違えば自身の意見を認めてくれる職場に当たるまで転職を繰り返す、と聞いた事もあります。
貴社に応募をしてくる求職者の中には、早期退職経験者もいるでしょう。
採用候補者の選考には、学歴や資格の有無だけでなく、如何にして前職を辞めたかを把握する事が重要であり、それを知るには、採用前のバックグラウンドチェックが必要不可欠と言えるでしょう。