ある企業の部長から「昭和の者からすれば、Z世代の若者の仕事に対する考え方に首をひねるしかない」との話を聞いた事がありました。
その方の話では、指示された事だけをやればいいと考える指示待ち姿勢の者や、自身の仕事ではないを理由に他の者の手助けを全くしない者、が20代の従業員の中にいるそうです。
そして、それを注意すれば「それは部長の意見ですよね」と、ある有名人の様な言葉を返し、始末に負えないそうです。
当社のバックグラウンドチェックでも、時々同じような調査報告を見る事があります。
経歴詐称が無く、職能評価に問題がなくとも、この様な人材の採用は不適切と感じます。
なお、上記の様な考え方をする背景には、Z世代が育った環境も関係しているそうです。
1990年以降は日本経済の成長がほぼ停滞している為、打算的にコストパフォーマンスを考える癖がついてしまった、と分析する方々もいます。
また、離職や転職に対する抵抗感がなくなった事も要因の一つと言われています。
採用応募者の選考は、職能評価だけでなく職務に対する意識も確認する必要があり、採用前の調査は、意識の低い者を雇ってしまうリスクを減らす事に最適です。
もちろん、手前みそになりますが、前述の部長にもバックグラウンドチェックの実施をお勧めいたしました。