人が幸せに感じる要因として、所得や学歴よりも自己決定が最も強い影響力を持っている、とする調査があるそうです。

近年は働き方が多様化し、フレックスタイム制を導入する企業や副業を認める企業等が増え、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりテレワークが推奨される世の中にもなりました。
時間や場所が束縛される今までの働き方から、個々人の仕事や生活リズムに合わせて働く時間や場所を自己決定出来る働き方への移行は、
生産性と共に人々の満足度や幸福度の向上にもつながるのかもしれません。
ただし、今までの束縛が無くなれば、機密漏洩や勤怠面等でマイナス面が出てくる事も考えられます。
かといって極端に監視を強めてしまえば、せっかくの自己決定の機会が失われ、以前よりも強いストレスを与えてしまう事にもなりかねません。

企業にとっても働き方の多様化は、学歴や資格等のスペックよりも、離れていても安心して仕事を任せられる人柄や人間性が重要になってくるのではないでしょうか。
今後の人材採用には、リモート面接やリファレンスチェックだけでは見えにくい部分である人柄や人間性を知る事が、より重要な時代になりつつあるのではないかと思います。
その為に、採用調査(バックグラウンドチェック)の視点についても、より人柄重視にスライドしていくべきなのかもしれません。