少し前となりますが、緊急事態宣言後の労働者にどのような意識の変化があったかを比較するアンケート(5月下旬と7月上旬に実施)の集計結果発表がありました。
採用調査(信用調査)を行う調査員の自分としては、対応してくれる方の不在が調査困難の原因となった事が多く、テレワークに関するアンケート結果が気になりました。
5月分では31.5%の企業がテレワークを実施していましたが、7月分では20.2%に減少。オフィスへの回帰が進行しています。
この点は、調査員としてはうれしい状況だと感じました。
意外であったのは、在宅勤務への満足度が、5月は「概ね満足」が57.0%であった事に対し、7月は70%へと伸びを見せている事です。
また、在宅での効率についても「伸びた」と言う回答は33.8%から50%に増えています。
収束後もテレワークを行いたいと言う比率は、62.7%から75.6%に増加。
物議を呼んだ在宅勤務も方法を模索すれば、快適になると言う事でしょうか。
一方、業務に対する適切な評価が得られるのか、との不安の声も上がっていました。
調査を行う自分としては、この数ヶ月は「取材先の事務所に人が居ない」と言う状況に猛烈なやりにくさを感じています。
今後どれだけ在宅勤務が定着するか分かりませんが、アンケートを参考に、時代に合わせた調査方法を確立しなくてはと模索する日々が続きます。