電子マネーやクレジットカードの種類によって違いが色々ありますが、キャッシュレス決済によるポイント還元の裾野が昔よりも広がり、積極的に利用する人が増えてきました。
個人的な買い物に付与されるポイントの利用には何ら問題がありませんが、会社の経費等を立て替えた場合などに生じるポイントには注意が必要です。

候補者選考のための当社採用調査(バックグラウンドチェック)において以下の様な事例がありました。
衛生設備機器を一般顧客に販売する営業担当であった調査対象者は、人あたりが良く客とすぐ仲良くなれる人物でした。
しかし、店舗へ訪問することが困難な足の悪い高齢者などの購入費用を調査対象者のクレジットカードで立て替え、ポイントを取得していたことが発覚。
調査対象者は懲戒解雇されていました。
15年以上の在籍期間や当時の役職などに経歴詐称は無く、犯罪歴もありませんでしたが、ポイントを横領していたことが判明した事例です。
法律事務所のサイトなどの解説では業務上横領罪にあたるのかどうかは判断が分かれる様ですが、グレーゾーンであることは確かです。

人材採用時のリスク回避のために、ぜひ当社の調査をご活用ください。