新型コロナウイルスの再拡大により、企業信用調査や人事採用調査における取材先の中にもテレワークを行っている企業が益々増えてきました。
コロナ禍での止むに止まれぬ事情があるとは言え、菅新政権の看板施策であるデジタル庁の新設も決まっており、今年のテレワーク等を始めとする企業のデジタル化は、丑の歩みより早いスピードでさらに拡がりそうです。
アナログ時計の秒針を眺めていると、12:00から12:01に至る60秒のプロセスが見えますが、デジタル時計ではそれが見えません。
企業のデジタル化が行われるという事は、通勤の必要が無くなるテレワークの様に、見えていたプロセスが省略される事とも言えます。
普段の生活の中でも、財布からお金を取り出す必要の無いキャッシュレスの様に、プロセスが見えない事が増えてきました。
弊社の企業信用調査や人事採用調査は、調査対象企業の取引先との状況や、採用予定者の経歴等の調査を丁寧に行います。
それは、調査対象が今に至っているプロセスを明らかにする事とも言えます。
速足のデジタル化はプロセスを無視しがちになり、デジタル化の名を借りる詐欺行為等が横行する可能性も高まってくると思われます。
プロセスの中にこそ大きなリスクが存在します。
デジタル化に伴うセキュリティ対策と同様に、冷静に信用調査、採用調査(バックグラウンドチェック)を行う事が益々必要な時代なのです。
弊社も丑の歩みの様に一歩一歩着実に、対応していきたいと考えております。