近年は何かあれば「ハラスメント」と叫ばれるようになりました。
またセクハラ、パワハラ以外でもモラハラ、オワハラ、アルハラと、思いつく限りのハラスメントが日々生み出されています。
当社のバックグラウンドチェック(採用調査)でもパワハラが原因で退職、と記載された履歴書を時折見掛けます。
ただ応募者の過大申告、虚偽申告と言える例も多いです。
ある調査では、早朝に取引先へ向かう必要があるにも関わらず、時間になっても現れない社員に何度か電話を入れ、現地合流を指示したところ、後日、本人から会社に「何度もしつこく電話があり、置いてきぼりをくうパワハラを受けた」との訴えがあったそうです。
訴えられた上司は「遅刻の注意もパワハラになる時代」と嘆いていました。
また別のケースではパワハラを受けたと申し立てた本人が、過去の職場でパワハラを行ったとして訴えられ、懲戒免職を受けていた例もあります。
ハラスメントは許される行為ではありません。ただそれが事実か否かを知らなければ、採用時に間違った判断を下すことになります。
それを防ぐには、やはり採用前のバックグラウンドチェックが有効と考えます。