採用調査(バックグラウンドチェック)をしていて、稀に、開口一番に「雇うべき人材ではない」と評される人が居ます。
ある調査では、病気を患っているとして障がい者手帳を提出し、入社早々に有給休暇を前借り。その後、傷病休暇を申請。
その人の在籍期間は申告通り1年だったのですが、実際に出勤をしたのは、2ヶ月弱でした。
会社が、傷病休暇期限後に出勤をしなければ退職になる、との告知を行った際は「差別だ!不当解雇だ!」と怒鳴り散らしたそうで、どう見ても健常者にしか見えなかったそうです。
会社は弁護士に相談をした上で、会社の主張の正当性を説明。自己都合扱いで退職となりました。
なお、この人物は金融会社から給料の支払いに関する問い合わせがあり、借金から逃げているフシがあったそうです。
病気などで障がいを負った事は気の毒ですが、それを悪用する事は許される行為ではありません。
取材に答えてくれた方も「事前にどんな人物か、知っていれば・・」と悔やんでいました。
バックグラウンドチェックで全てがわかる訳ではありませんが、このようなトラブルの防御策にはなると思います。