役職に就いていたからと言って、有能な人材とは限りません。
「部長として従業員をマネジメント」等と堂々と記載されているにも関わらず、
実際は、部は存在するものの、部員は本人が一人だけで部下なし、といったケースもあります。
又、先輩は後輩に仕事を教えるのは普通の事なのですが、ハクをつけたいのか、
「チームリーダーとして新人教育」と書かれている履歴書が多いです。(店舗従業員や派遣従業員等で多くみられる。)
採用前調査の結果、上記の様な人材には、申告に比して能力に対する評価に少々不安が残ります。
大抵の評価は「まあ、そこそこ」と聞かれる事が殆どで、良くて「頑張っていました」と言った回答です。
本人は職に就きたくて、履歴書を飾りつけているのでしょうが、
あたり前の事を、大げさに記載をする事で、実際に就職となった時に、会社ばかりか本人の大きな負担となるのは間違いありません。
「1人部門の長」「平均的な人物」が悪い訳ではありません。本人の身の丈に合った申告では無い点に問題があるのです。
この場合、経歴詐称とまでは言いきれず、大抵は問題があった人物では無い事が殆どですが、
採用企業側の求める人材のレベルに達しているとは言い切れません。
なぜ、このような、履歴書が提出されるのか?
2017年5月29日の弊社、調査員ブログ「粉飾履歴書」を合わせて読んでいただければ、少しはご理解いただけるかもしれません。