最近では、企業側の人手不足解消や学生の内定率アップを目標とした「逆求人イベント」が注目を浴びているようです。
一般的な就職イベントのように、出展企業のブースを求職者が見て回る方式ではなく、
企業側が望むスキルを持つ人材のブースを訪ねて、学生の自己PRを聞くのが特徴です。
知名度で劣る中小企業などは、求人募集をかけても、人材を確保する以前に問い合わせそのものが少ないという声が多く聞かれます。
逆求人方式ですと、マイナー企業でも、会社の魅力をピンポイントで伝える事が出来、
有望視される人材の発掘が可能として、近年流行りを見せているそうです。
現在のところ、職業紹介所の協力により学校が推薦する学生の内定率をあげるためのイベントですが、
その内に中途採用でのイベントも企画される事でしょう。
気を付けなくてはならないのは、職業紹介所や学校の推薦とあれば、一定の基準を満たしているように思われている事です。
実際は一般応募等と同じ割合で、経歴の詐称が行われています。
職業紹介所は経歴や実力の裏付けをとっている訳ではなく、申告履歴書のスキルと面談時の印象で紹介先企業に推薦状を書いています。
申告が事実か否かは調べていないのです。
人手不足倒産を防ぐ1つの方法として今後期待される逆求人イベントですが、
詐称が現れる確率は一般求人と同じである事を忘れてはなりません。
大切なのは事実を把握する事。
そのための採用前調査は有効と考えます。